ユビキタス社会について考える。

天空の城ラピュタ

スタジオジブリ制作の日本の長編アニメーション作品。
アニメーション映画として1986年8月2日から東映洋画系の103館で公開された。

監督は宮崎駿。宮崎にとって、原作となる作品が存在しない初のアニメオリジナルの監督作品である[2]。製作は徳間書店。スタジオジブリ制作映画の1作品目となる。

「ラピュタ」という名称はスウィフトの『ガリヴァー旅行記』に出てくるエピソードからとったもの。劇中に空飛ぶ島の物語を空想した人物としてスウィフトの名前も出てくるが、名前の借用以外は『ガリヴァー旅行記』との関連はない。19世紀後半、産業革命期のヨーロッパを元にした架空世界での冒険を描く。

興行的には振るわなかったものの、数々の賞を受賞するなど高い評価を得た。

次第に高年齢向けになっていくアニメに対して、マンガ映画の復活を目標に小学生を対象に古典的な冒険活劇として企画され、それが結果的に大人の鑑賞に耐えうる作品になるというのが宮崎の方針であった。配給した東映の観客満足度調査は97.7%と高く、物語は幅広い年齢層に支持され、ビデオ販売の方は好調であった。

同時上映作品は、テレビアニメ『名探偵ホームズ』で宮崎駿が監督した「ミセス・ハドソン人質事件」と「ドーバー海峡の大空中戦!」。

『名探偵ホームズ』を放送していたテレビ朝日と競った日本テレビが放映権を獲得し、1988年4月2日に「土曜特別ロードショー」で初放送され12.2%の視聴率を挙げた。22,6%の高視聴率を獲得した1989年7月21日の金曜ロードショーからは同枠で繰り返し放映される人気ソフトとなっている。これ以降、日本テレビはスタジオジブリと提携を深め、宮崎が関わった映画作品は日本テレビで放映されるようになる。

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    あらすじ

    ある夜、飛行中の飛行客船を、空賊ドーラ一家が襲撃する。政府特務機関に捕らわれ客船に乗っていた少女シータは、混乱に紛れて特務機関の指揮官であるムスカ大佐を気絶させると、彼の懐から青い石のペンダントを取り返す。窓を伝って逃げようとするが、空賊に見つかり、驚いた拍子にシータは客船から転落してしまう。雲間を落ちていく中、気を失った彼女の胸にかかっていたペンダントの青い石が突然光を放ち、シータは光に包まれゆっくりと降下していった。

    鉱山町で働く少年パズーは、青い光とともに空からゆっくりと降りてきたシータを助け、自宅にかくまう。一夜明けパズーは、シータの行方を追う空賊や政府からシータを守り逃走を図る。パズーの亡父は冒険家だったが、かつて、空に浮かぶ城「ラピュタ」を見たという。そこにはラピュタ人(らぴゅた・びと)が住むといわれている。シータがラピュタ人の子孫であることと、シータ が持っているペンダントの石は「飛行石」(ラピュタ人が使っていたといわれる伝説の石)であることを知るに至って、パズーはラピュタの実在を確信する。だが、その直後に政府の軍隊が現れ、2人は捕らわれてしまう。

    シータを再び捕らえたムスカは、シータに、かつて空から落ちてきたという壊れたロボットを見せ、シータがラピュタ王家の末裔である事を伝えると、パズーの命と引き換えにラピュタ到達への協力を迫る。解放されたパズーは自宅で待ち受けていたドーラ一家と共に、シータ奪還に向かう。

    飛行石

    透明感のある青色の結晶体で、人や物体を重力に逆らって宙に浮かせることが出来る力を持つ。

    飛行石そのものは地中の岩などに広く含有されているが、そのままでは掘り出されて空気に触れた時点で反応を起こし、ただの石になってしまう。かつてラピュタと呼ばれた王国にのみ飛行石を結晶にして、空気中でも反応を起こさない状態にする技術力があったとされる。その力を用いて天空の城「ラピュタ」が建造され、高度な科学力を持ったラピュタの民は全世界を支配したという。

    ラピュタ王国が滅びた際に、王族であるシータの先祖が1個の飛行石を持って地上に降りた。これは青色の飛行石の結晶に、金でラピュタ王家の紋章が描かれ、ペンダントとしてしつらえられていた。この飛行石にはさまざまな力があり、シータが飛行船から落ちた際にはその命を救い、時に光線を発してラピュタの方角を指し示し、最後には天空の城の滅びの封印を解き放った。

    また、作中において天空の城の中枢に据えられている、正八面体状の巨大飛行石を指して「ラピュタの力の根源だ」というセリフがあったことから、何らかのエネルギー源としての性質も持つと考えられる。さらに、700年以上、城を浮かばせ続け、人目から隠すために城の周囲の気候を制御し続けていたことから、少なくとも700年以上(おそらく半永久的に)使用できる。最後に大木の根に支えられて空に上っていく描写があったものの、周りの建物は腐食や崩落、風化が進んでいたので自然崩壊により最終的には飛行石のみが空中を漂い続けるのかも知れない。

    ラピュタの中には飛行石の紋章と似た模様が描かれた壁があり、そこに飛行石を近づけるとラピュタの下部の部屋に繋がる道が開かれる。同じく下部の最深部にも壁に大きく描かれた紋章があり、同様に石を近づければ巨大飛行石の眠る部屋へと通じる。

    おまじない

    飛行石はラピュタ王家の血をひく者が口にする言葉に反応し、様々な事象を引き起こす。それらは口伝で密かに伝承されてきた。

    リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール

    眠りについていたラピュタを目覚めさせる呪文。「我を助けよ、光よ蘇れ」を意味する。飛行石自体も活性化し、離れ離れになったラピュタ城を指し示す青い光を発して、地上に降りた王家の者を再び城へと導く。
    この呪文一つでラピュタの機能全般が活性化するようで、ロボット兵も反応して活動を再開する。シータはこの呪文を「困ったときのおまじない」として祖母から教わっていた。

    バルス

    滅びの言葉。ラピュタ語で「閉じよ」を意味する。ラピュタ城中枢に浮かぶ巨大飛行石に命令を伝え、中枢部の回路を自壊させ、城全体を崩壊に導く。

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